ママになる

こんにちは、マリカです。

 

７月２３日に女の子を出産し、またたく間に２カ月が経ちました。

 大阪の両親にサポートをしてもらいながらスタートした育児も

赤ちゃんとマコと私の、親子３人での生活が始まりました。

 

７月２３日を境に、それまでの何気ない生活も一変。

"赤ちゃんがいる"　驚きと感動は

虹色の津波のように、生活の隅々まで行き渡り

すべてを塗り替えていっています。

 

新しい小さな家族に関する発見も毎日少しずつ積み重ね、

彼女との新しい関係が少しずつ馴染み始めている・・（？）

今、そんなところにいます。

 

 

彼女が生まれる寸前まで、母親になることへの実感はあまりなく

赤ちゃんが生まれた後の生活や、自分の意識や、家族の関係性が

どんな風に変化をするのか、ほとんど想像がつかなかった

 

自分にとって、大きな"転換点"は、出産後初めて赤ちゃんを見た瞬間にやってきた

 

全身麻酔の帝王切開だった私は、術後、病室で完全に目が覚めると、

麻酔が効きづらい体質のため手術の際にいかに大変だったかを

夫と母親に話していた

 

しかし、看護師さんに抱かれて赤ちゃんが病室にやってきて

初対面をした瞬間

空気は一変。

自分の中で、"ぱぁん・・！"と、何かが開いた

新しい世界のドアが 

 

今までの人生で経験したことのない類の驚き

 

 

小さな、まっさらな命がそこにいる

ずっとお腹にいたのはこの子だったんだ・・

 

 

小さい小さいその子は

ベッドで寝ている私のところまで運ばれて横たえられると、

まだ目も開かない中、口をあけて、顔を振って

一生懸命お乳を探す

 

 麻酔のしびれと痛みで十分に動けない私も

なんとか赤ちゃんの口に胸をもっていく

 

やっと見つけたお乳を咥えて、全身の力を込めて一生懸命吸おうとする赤ちゃん

 

その小さな小さな頭をなでながらの、なんとも言えない感覚

 

 

大きな驚きと、　まっさらな歓びと、　少しの戸惑い

 

 

その瞬間から、私はその小さな子のママになり始めた

 

 

 

（出産前夜）